二花

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わたしは目を凝らす 紅に寄り添う 真白の奇跡を 刹那を込めた 愛しい声を もう決して手放さぬよう 記憶の幹に刻むために 此の朽ちかけた腕に咲き誇る 紅と白 あなたが魅せた 愛の奇跡 雛鳥の囀りが 細枝に小さく踊る 嶺山の遠く 涼やかに朝日が満ちる 新たに生まれ咲く命の音色を 何時かのハナムグリにも聞かせたい 今再びこの丘から この場所から 続く愛の物語 時在る限り巡りゆく 白い季節と共に 狂おしいほど 抱き締めて image=513156943.jpg
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