吐息

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   「はぁはぁ・・・はぁ~」  今私は、この場に2本の私の足で立てているのだろうか? 自分自身を触る手は・・・ 触れているのか? 感覚とよべる感じすら今の私にあるのだろうか・・・・・・・ 私の意識は、身体から離れてしまう恐怖を、感じてしまうのは今の私に、必要な頭なのか。  それすら冷静な考えだと、心が叫ぶ時間(とき)の余裕な間もないの?と誰に言いたいのかも分からない。 感覚が何処に・・・居場所は?探せるだろうか。  意識が遠退く・・・頭の心、心の気、気の呼吸すべて私? 何度も手探りで掴む事さえ出来ず眉間にシワがよる。 私の名は・・・応えに返す言葉は? 私は、私なのに私が分からない。 このまま私の目が閉ざされるのを静かに待つだけ。 《誰か誰でもいい・・・わ・たし・を》 頭と肩は、ダランと項垂れ吐息のような微かな呼吸。 足だと言えるのか?・・・ 足もとは、ヒタヒタに水を吸った和紙の白雪。 目に影が見え隠れする先に、映るものは・・・
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