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~第3章~ 夢か現実か
今日は日曜日だ。
僕が起きたのは昼の12時少しすぎたくらいだ。
僕はご飯を食べようと下におりる。
テレビをなんとなくつけた。
「つづいてニュースです。〇〇県〇〇市で遺体が発見されました。発見された遺体はところどころ肉が削がれてるような感じで発見されました」
ような感じって削がれてはねーのかよ。というよりも自分の住んでる場所でおこってることに気づき少し恐怖心もあったが、まさか自分が被害にあうなんて想像もできない。
僕は夜までぼーっとすごしていた。
喉が乾いた。冷蔵庫をあける。ジュースがない。
「しかたない、買いに行くか。」僕は外へ出た。
深夜に外にでるのは久しぶりだ。
何も感じず。ただ自動販売機まで歩いているだけだったが、ふと昼のニュースを思い出してしまった。
「まさかね。」僕はとても怖かった。冷や汗がすごい。だが何も起こらずに自動販売機にたどりついた。僕はジュースを買い、帰ろうとする。
「そこの君」誰かによばれた。だがこんな深夜に歩いてる人にいい人はいない。僕はそう思い無視して帰ろうとした。だが「無視して帰ろうとするのやめてよ~」とても馴れ馴れしい。女の子ならまだしも30代前半みたいな男の人に呼ばれても何も嬉しくなかった。「君ここでおきた事件のこと知ってるかい」僕は事件が起きた場所とこの自動販売機が近いことに気づいた。「あれやったの僕なんだよね~」と男は軽く言った。
「あっ…」僕は声がでなかった。腰が抜けて歩くどころかたてなかった。「おっとこの話を聞かれたからにはただでは返せないね~」こいつ自分から話しといて殺すつもりか、嫌だ。嫌だ。嫌だ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。殺される。
僕は今までの後悔したことこれからしたかったことなどいろいろ頭にでてきた。涙がこぼれた。
もうおわりだ。いい人生とは言えないが、平凡な人生もなかなかよかった。僕はそっと目を閉じた。
「おいおいそんな自分の人生もうおわりみたいな顔するなよ~今から僕が君を殺すみたいじゃないか」
何を言ってるんだこいつは。
「殺さないのか。僕を。」恐る恐る聞いてみた。
「殺さないよ。僕が欲しいのは君なんだから。」僕は安心した。命があるという安心だ。
「僕が欲しいってどうゆうことだよ。」男は少し悩んで言ってきた。
「君さ~。夢見てるでしょ。」
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