~第2章~ 日常の変わり

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~第2章~ 日常の変わり

僕には妹はいない。 妹は交通事故で死んだと聞かされていた。 では昨日僕を起こしたのはなんだったのか、ここで考えられるものは三つある一つは幽霊が起こしに来た。これはないだろう。 二つ目は夢だ。そうあれは夢だったのかもしれない。あれが現実だったという確証はないからだ。 そして3つ目は…「やばい遅刻する」僕は今の時間に気づき思わず声がでるほどビックリしてしまった。 僕は急いで学校へ行った。遅刻は回避できた。 それは放課後のことだった。 僕は帰っている途中ふと上を見た。 「はるはるさん!はるはるさん!」僕の名前はるとをはるはると呼んできた女の子に出会った。 「どうしたんですか上なんて向いて」と話しかけてきた 「それよりなぜ僕の名前を知っているんだ」僕は少し怖かった。学校ではぼっちの僕に話しかけてくる人なんていないからだ。 「これ落としましたよ」テストを渡された。 そういえば今日はテストの返却日であった。 「ありがとう」僕はテストを貰いそのまますぐに帰ろうとした。 「えっえっそれだけですか!?」少女は引き留めるように言ってきた。 「それだけだがなぜだ」僕は正直めんどくさかった。早く家に帰りいつも通りご飯を食べお風呂に入り寝たかったからだ。 「一緒に帰りましょーよ」少女は笑いながらそう言った。 僕は一緒に帰るくらいいいだろうと思い帰ったのだ。 「そういえば君の名前を聞いていなかった、なんて名前だ?」僕は普通の疑問を普通に聞いた。 「そういえば教えてなかったですね!ではこれから毎日一緒に帰る。その条件で教えましょう」 「毎日一緒だと!!!!」僕は驚きが隠せなかったこんな僕と一緒に帰りたい少女がいるなんて。喜びが隠せなかった。勿論僕は条件をのみこんだ。 「では私の名前を教えましょう!私の名前は~と言いたいところですが私はここをまがるのでまた明日ー!また同じところであいましょうね!」そういうと走って帰って行った。って明日は休みということをあの少女は忘れているのか…。 次の日僕は昼に行ってみようとすると曲がり角でその少女とであった。「あっ!会えましたね」僕はそう言って笑う少女に安心と何かまた違う気持ちを得ていた。 「じゃあ教えてくれよ。君の名前」僕は聞いた。 「では教えましょう私の名前」君は言った。 「私の名前は、琴音(ことね)です」
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