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方向性からいって、夕紀達が陣どった窓から反対方向の出口へ進みつつあり、廊下にいた女子はイケメン君を一目見ようと出口の方に集まり出した。
慌てて香織と恵美も行こうとし、夕紀の手を握ろうとした時!
教室内の混雑にしびれをきらせた
イケメン君は、突然飛び上がり机の上に飛び乗った。
「キヤ~~!!!」突然の事に驚き、教室内で女子の悲鳴が上がった。
しかし、イケメン君はもはや女子の動向にいちいち反応はしない・・・飛び乗った机を足がかりに、次・次と机の上を飛び回り、あっという間に夕紀達がいる窓の近くにやって来た。
「おっ!!!」「すげ~!!!」
と、二人・・・夕紀はなんか呆然としていた。
香織と恵美は呆然としている夕紀を促し、慌てて窓の近くから少し離れた。
・・・トタッ!!!
それとほぼ同時に、イケメン君は窓を開けて廊下に着地した・・・只今の得点は10、00!!!
「悪りぃ!!!^_^」と、三人に微笑みかけながら、イケメン君は爽やかに校庭の方へ駆け抜けていった。
〝お達者で~~~〝みたいな雰囲気で佇んでいると・・・
周りからの、異様な視線を感じた。
「うっ・・・ヤバイ・・・!!!」
そ~~っと周りを見てみたら・・・いつのまにか鬼の様な形相の女子達が佇んでいた。
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