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ミク
ワタシは江戸時代にタイムスリップしたことがある。銭湯は湯屋と呼んだ。ゆや、ではなくゆうやだ。
内田湯屋、ロッケンロール!
戸棚風呂といって、蒸し風呂だった。
松竹湯やら、鶴の湯やらがあった。
板には鶴や亀の絵が描かれていた。
戦国時代にも行ったことがあるが、傷の手当には薬草を潰してなすりつけたり、小便をかけたり酷いものだった。
織田信長は南蛮交易を保護し、西洋医学が伝来した。ヤシ油と卵白を混ぜた治療薬は画期的だった。
戦国時代の食も実にユニークだった。
干し飯はそのまま食べるか、湯に浸して即席ご飯にする。炒り米ってのがスナック菓子みたくて美味しかった。餅は打違袋って布で縛って袋に詰めて体に巻いた。戦場でも食べられる。カップラーメンを彷彿とさせた。
味噌は大豆をすり潰し、麹と一緒に玉にして袋に入れて移動中に味噌が出来るって算段だ。
姉川の戦いで岸辺って現代人と出会った。スーツを着たゴツいサラリーマンだ。
「地震が多い所ってのは不思議とうまい酒が多い、会津、それから静岡」
「活火山の振動が絡んでるのかも知れませんね?」
その後の彼の消息は分かっていない。
武将たちも無駄に血を流したかったわけじゃない。武力衝突を避けるために刈り働きといって農地の収穫期に兵を送り、稲や麦を刈り取った。焼き働きは田畑を焼き払い、城を包囲する。秀吉はよくこの手段を使った。
大阪夏の陣も凄かった。徳川家康は竹筒と鉄の盾を組み合わせた、6尺4方の防弾アイテムはユニークだった。
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