273人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
(え、えええ?!)
声も出ず、口をパクパクしている花澄。
雪平は平然と湯船をまたぎ、こちらに来ようとする。
大胆に膝をあげ、湯音を立て、暗部が見えるくらい力強い。内腿の陰影も乳白色であり、汗ばんでいて桃色が透けて見えるかのようだ。雪平の身体はアマゾネスのように戦闘的だった。
「どうしたの?これで条件は同じよ」
濡れて艶やかさを増した黒髪の下、黒曜石の瞳も艶っぽく笑う。
「私からあなたを洗う?それともあなたから私を洗う?」
最初のコメントを投稿しよう!