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遊園地の前で待ち合わせなので、僕と翔さんは仲良く手をつないで待っている。
ちなみに今日はジーパンにパーカーで翔さんとはペアルック。
「ねえ、翔さん。あそこにいる人って松川さんですか?」
少し遠いところに背の高い人が見える。
「んー。たぶんそうだと思う」
だんだん近づいてきて見えたのはかわいい男の子。
中学生くらい?
「すみません、お待たせしました」
「いや、待ってる間楽しかったから別にいい」
「ひなたさん、紹介しますね。こっちは妻の瑞姫です」
「初めまして。瑞姫です!よろしくお願いします!」
「ひなたです。こちらこそよろしくお願いします」
昨日の話では20歳って聞いていいたんだけど・・・。
「ひなた、だいぶ驚いているはずだから説明するけど・・・・・瑞姫さんは昨日聞いたとおりこう見えても20歳だから」
「そうだよ!だから、ひなた君は僕のことお兄ちゃんだと思って頼ってね!」
「・・・・・じゃあ、瑞姫お兄ちゃんって呼んでいいですか?」
「うん!」
「よかったな。瑞姫はずっと年下の兄弟が欲しかったから」
頭をポンポンとなでる松川さん。
「そうなんだ。ひなって呼んでもいい?」
「もちろんです」
「じゃあ、ひなにお願い。敬語は使わないで!」
「うん」
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