2806人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
「翔さん、本物はテレビで見るより迫力がありますね!」
「ああ。ひなた、記念写真撮ろうか」
「はい」
僕たちは今、ゴールデンウイークの真っ最中ということでオーストラリアに遊びに来ている。
「ちょっと待て!なんで普通にひなたの腰に手をまわしているんだ!早く離れろ!」
「まあまあ、お義兄さんどうしたんですか?これくらい普通ですよ」
「なっ・・・・・・・・俺のかわいい弟に手をだすな!ひなた、翔とじゃなくてお兄ちゃんと写真撮ろうか」
「2人と写真を撮るのはダメですか?」
「「もちろん!」」
この2人は仲が良いのか悪いのかどっちかわかんない。
「慶、こんなところに来てまで翔君に喧嘩売ったらダメじゃない!あなたはひなたのお兄ちゃんなんだから弟の幸せを見守るのも大切なことでしょ!」
「確かにお母さんの言うとおりだ。慶、ブラコンもたいがいにしなさい」
「だったらひなたちゃんを中心にして写真を撮ればいいじゃないか。ほら、私が撮ってあげるから」
スマホをお父様に渡して写真を撮ってもらう。
「ありがとうございます。すみません、お父様。あの2人仲が良いのか悪いのか・・・」
「かまわないよ。それよりそろそろ時間だから早く行かないと」
「はい」
最初のコメントを投稿しよう!