4章 僕らの家族旅行

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「乾かしてあげるからおいで」 ドライヤーを持つとソファーにひなたを座らせて後ろから髪を乾かす。 「大丈夫?熱くない?」 「はい。大丈夫です」 サラサラで触り心地のいい髪。 そして、いつもと違うシャンプーのせいか普段と少し違う匂いがするけどひなたのにおいもする。 「もう少しだけ我慢してね。あと少しで乾くから」 「はい。でも、大変じゃないんですか?」 「まったく。それに、うれしいよ。ひなたに触れられるから」
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