5章 僕らの仕事

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5章 僕らの仕事

6月某日。 ひなたは瑞姫とカフェでランチを楽しんでいた。 「瑞姫お兄ちゃん、梅雨の時期の洗濯ってどうしてる?部屋干しだと匂いが気になって・・・・・」 「・・・コインランドリーに頼るときもあるけど、うちの洗濯を干すところは屋根付きだからある程度は大丈夫かな!」 「いいなあ。僕なんていい匂いがするスプレーとかかけてごまかしてるのに」 「それでもいいんじゃない?」 「ほかの人はどうやってるのか知りたくて聞いてみたんですが・・・」 「でも、完璧にやるのは無理があると思うよ!」 「ですよね」 「僕たちの仕事は主婦だけど、主婦って意外と大変なんだよな」 「翔さんと比べたら全然大変ではないですよ」 「なに言ってるの!!ひなはよく頑張ってるよ!僕なんて最初は家事が全くできなくて毎日落ち込んでいたよ」 「えっ!?最初からできる人だと思って・・・・・」 「それが・・・・・」
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