![546fdec4-8073-4e81-bf63-d28ad3f83c5e](https://img.estar.jp/public/user_upload/546fdec4-8073-4e81-bf63-d28ad3f83c5e.jpg?width=800&format=jpg)
その日の夜、マンションの中で電気を消して太郎ちゃんに電話した。
精神的にもう限界だった。
連日わたしのスマホに届く
ダイレクトメッセージや
どこから手に入れたのか直接携帯に送られてくるショートメッセージ。嫌がらせや悪口や
罵詈雑言満載の
誹謗中傷の言葉の山。
ーー太郎ちゃん…もう限界。そっち行っていい?
ーーいいよ。もういいんじゃない?一人でそんな頑張らなくて…
ーー太郎ちゃんが言ってくれたように早くしていたら…こんなに辛くはなかったんかな。
ーーそっち行ったらまた優しく抱きしめてキスしてくれる?
ーー華?
ーーん?
ーー早く会いたい。
ーーこっち来たらさ、一日中富士山見て…一緒にご飯作って、一緒に寝てさ、1日の終わりは寝ながらキスして眠ろう。
ーーうん…
ーー愛してるよ。
ーーうん…わたしも…
ーーアイシテル…
ーー太郎ちゃん?
ーー何?
ーー小さい頃、わたしとキスしたの覚えてる?
ーー華と?
ーーうん、覚えてない?…写真送るね。
ーーあるの?そんなの。
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