最終話

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35a5d485-83e4-4e0d-9b80-504efe28483d  その夜、ジャンはナーシャに宛てたあの手紙を書いて、ナーシャも好きだったあの青いワインの瓶に手紙を詰め、施設のそばの浜辺で海に投げ入れた。 ーーどんなに謝っても…君が帰らないのは分かってる。 ーーそれでも… ーーどうして…子供をちゃんと愛せないんだ。 ーー僕と君にとっては大切な5人の子供… ーーでも…彼らは野崎さんたちに託す他ない。 ーー僕に彼らと過ごす資格なんかないんだ。 ーー警察がすぐそこまで来ているよ。 ーーこのことを選んだのは僕だ…ナーシャ、ごめん。 ーー捕まるくらいなら君のところへ行く。 ーーいいだろ?ナーシャ。 ーー君に会いたいから、今から行くよ。
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