![4c46a41d-a1c0-42f7-aa4e-564a1a2258a8](https://img.estar.jp/public/user_upload/4c46a41d-a1c0-42f7-aa4e-564a1a2258a8.jpg?width=800&format=jpg)
結局、石井ちゃんに一本だけ振って身軽にして
夜、9時過ぎに会社の下の居酒屋で
エリと酒盛り。
「あー疲れたあ!」
「やっとおばさん来たあ!」
「何がよ!2つ違いでしょおが!」
「それが大きいんだよね。で、で?」
「何が?」
「男!」
「その露骨な言い方」
「いいじゃんかさ、どうせ下ネタなんだから」
「ちげーし!」
「で、で、誰誰?」
「いっつもうちに原稿くれる会社の3階上の営業くん」
ーーん?
それって…
「マジで言ってんの?華?」
「マジだけど」
「もうやった?」
「う…うん」
エリはわたしに犯罪者に向けるような怪しげな視線を向ける。
「しーらなーい」
「何がよ?」
「それ、華がいっつも言ってる保さんでしょ?」
「うん、そうだけど、それが?」
「それが?って。苗字は?言ってごらんよ!」
「神宮だけど。それが?」
最初のコメントを投稿しよう!