日常の中の非日常

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4c46a41d-a1c0-42f7-aa4e-564a1a2258a8 結局、石井ちゃんに一本だけ振って身軽にして    夜、9時過ぎに会社の下の居酒屋で        エリと酒盛り。 「あー疲れたあ!」 「やっとおばさん来たあ!」 「何がよ!2つ違いでしょおが!」 「それが大きいんだよね。で、で?」 「何が?」 「男!」 「その露骨な言い方」 「いいじゃんかさ、どうせ下ネタなんだから」 「ちげーし!」 「で、で、誰誰?」 「いっつもうちに原稿くれる会社の3階上の営業くん」          ーーん?          それって… 「マジで言ってんの?華?」 「マジだけど」 「もうやった?」 「う…うん」 エリはわたしに犯罪者に向けるような怪しげな視線を向ける。 「しーらなーい」 「何がよ?」 「それ、華がいっつも言ってる保さんでしょ?」 「うん、そうだけど、それが?」 「それが?って。苗字は?言ってごらんよ!」 「神宮だけど。それが?」
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