月に濡れたふたり

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48e26882-0b05-485a-a9e2-6896ec84da86     ーーあーーあ…もうどうしよ?      こんな恋…止めよっかなあ      でも…心は正直に熱くなる。          恋しくなる。 眠れないからまた酒をあおる。  仕事に行けば、恋しい男の嫁にいびられる。 たぶん…もうわたしと保との関係を知っている。そんな気配が充満する部屋で仕方なくこなす仕事。 次の日の昼過ぎになってようやく戻ってきたライン。 ーーごめん!家じゃ、携帯扱えないから。今、見た。今夜、もしかしたら時間取れるかも。会えない? 素知らぬふりをして化粧室に駆け込む女。     何度も読んではニヤける。     そしてソッコー返すライン。 どこか画面さえも輝いて見える。恋愛気分に浸っていると外からエリが邪魔をする。 「華!今夜デート?」 「シッ!声大きい!」 そおーっとドアを開けて顔を出すと、   ニヤけたエリがドアのすぐ前にいて     ピースする。    わたしのことなど筒抜け状態。
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