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それにピースで返すと思い切りわたしの小さな鼻をつまんでくる。
ーーイッタアあー!
「お仕置き!」
「何それ?」
「ふん!でもよかったじゃん。これでちっとはゆっくり寝れるかな、アタシも」
「何それ?わたしがエリの睡眠の邪魔してるみたいじゃん」
「してるやろ?」
「まあ…ね」
確かに昨夜は2時間くらいはエリの睡眠を邪魔した。
わたしたちが化粧室を出ようとした時、一番奥の部屋から
ーージャーっと
水を流す音がして恐る恐る振り返るとーーーー
そこから出て来たのはなんと
ーー鬼の編集長。
ゲゲゲの女房!
二人顔を見合わせ…そそくさと出るも…後ろから聞こえて来る不機嫌そうな音に肝を冷やす。
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