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「華に逢いたい。華を抱きしめたいよ」
「うん…」
そう甘えられる度に消えていく辛さ。
それでもその刹那は
すぐに炭酸の泡みたいにはじけていく。
「キスして」
どれだけ言いたくても、そう言えるのって月に一度か二度。
それ以外の28日はただただ辛いだけの夜。
だからエリを誘って酒の力を借りるしかなくなる。このままだとアル中女になりそうな自分にまた嫌気がさして、またまた自己嫌悪に陥る。
永遠に続く。
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