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保と身体の関係になって四ヶ月になる頃、
ほとんど毎日のように駆り出される
編集長のパワハラに
限界に達し少しずつ保を
避けるようになっていっていた。
意識的ではないにしても、ラインの返事はちょっとずつ誤差を生んでいき
交わす会話も噛み合わなくなっていった。
ーー華、最近、俺を避けてる?
ーーううん…そんなことないよ。なんで?
ーーなんとなく。
ーーふーん
ーー一緒にいても…最近、華、俺を見てない気がする。どこか遠くを見てる。
その問いに答えることができずそのまま電話を切ってしまった。
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