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「三枝さーん」
と出来上がりつつあるエリが
太郎ちゃんの肩にもたれるように甘える。
シラフじゃとてもじゃないけどできる芸当じゃない。
「エリ!あんた何してんの!?」
「えーっ?華もしたいと?」
「すみません、三枝さん」
「いいよ、いいよ。ストレス溜まってんじゃないの?華ちゃんも」
「ほら、太郎ちゃんは分かってんの!アタシ達のこと。アタシと華、floral《フローラル》に引っ張ってくれません?もうここは無理!だから!……」
そう怒鳴ると爆睡し始めたエリ。
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