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慎吾はいつもこの『真央』を指名。
もう2年にはなるため
お互いの癖や好みは分かりきっていた。
部屋に入るなり女はミンクの毛皮のコートを脱ぐ。コートの下は純白のキャミソールに純白の下着だけ。
「シンちゃん来て」と言ってガラスのテーブルの横に膝まづく。
慎吾の深紅のガウンのベルトを解きながら慎吾を見上げる女。
「シンちゃんはクスリとかやんないの?」
「するわけねえだろ」
「折角、掴んだものを手放せってか?んなことできるかよ」
「そっか」
「何年もかけて、全て犠牲にしてんだぞ」
「凄いね…シンちゃんは」
「一瞬の快楽で全部パーにできるか」
そう吐き捨て女の頭を掴む。
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