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ーーやっぱり…そうなの?
運命ってあるの?
あの…夢の中のキスしたの…
そしてあの声は…
やっぱり太郎ちゃん?
「わたしも…ずっと昔から探してた…ような気がする」
「太郎ちゃんを…」
そう言って太郎ちゃんを見ると、彼はすでに寝息をたてて眠っていた。憑き物が落ちたみたいな安らかな寝顔にわたしには見えた。
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