突然

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突然

夏。 3日だけだが、会社から連休を貰えた。 やったね! 有給も使って何処かに旅行する人達もいるが、俺は自宅派だ。 絶賛、エアコンの効いた部屋のソファーで昼寝中である。 いや昼間は動くもんじゃないよ、暑いもん。 、 、 、 、 「ちょっと」 女の子の声がする。 「起きてよ」 母ちゃんのような、おばさん声ではない。 むしろ『超ウケるー』とか『ウザーイ』とか電車で喋る女子高生の声に近い。 うーん、俺テレビつけながら寝てたっけ? 一人暮らしの俺の部屋に女子高生の声が聞こえるはずないんだが。 それとも、まだ夢の中? 次の瞬間、耳元で 「さっさと起きやがれ!!この泥棒猫の変態がーーー!!」 「?!?!」 俺は驚きのあまりソファーから落ちて右半身を打ち付ける。 「いってーー!」 「やっと起きたわね、変態泥棒猫。」 体を起こすと、ソファーの後ろに美少女がいた。 へ、変態、泥棒猫って何? というか 「どちら様?」
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