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肉体があって生きてる以上、無数の選択肢に苦しめられる。
そんな気がしてならない。
きっと苦しめられるであろう選択の回数の方が多い気がする。
今、この瞬間でさえ、あなたは何かに問いかけられてはいませんか？
やっぱり、選択しては進んで、進んではまた選択を問いかけられの繰り返しである。
それが楽しいとか、人間らしいとか色んな意見があるだろう。
でもそんなことは自分自身が楽しいと感じるかどうか？
人間らしいと思えるかどうか？ それ次第だろう。
ああもう疲れたんだ。
ちなみに……お前はまだそんな偉そうな事を言えるほど生きてねえよとか、人生は生きてれば楽しいことあるって！
そんな風に言ってくれる、俺と仲良くしてくれた全ての人に言いたい。
俺はお前じゃないし、お前も俺じゃない。
俺の気持ちをお前の物差しで推し量るんじゃねえよ。
嬉しいし、有難いよ。
そう言ってもらえるだけ他人目線で可能性があるんだと思う。
でもごめんなさい。
自分自身でそう思う事が出来なければ結局ダメなんです。
変われないし変わらないんです。
あーあ、感情って奴は素敵だし心底面倒だよね。
終わる瞬間になるとやり残したことがあるんじゃないかとか、やっぱり人間として人間らしく生きるべきなんじゃないかとか、最後の最後まで自問自答しやがる……
あーでもやっと終わる。
選択し続けた日々が……
俺を今まで入れてくれた器よ、ありがとう。
そしてさようなら……
ホール内が真っ暗になり、最後にこんな声が聞こえてきた。
「ハイ、ジャアタノシンデキテネー」
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