胸騒ぎの春

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20階…ついたぁ 「失礼します!」 「あっ!笹野くん!悪いね」 「いえいえ!お話したいことというのは…?」 「実は人事担当者の1名が ご家族の都合で明日から2週間休まなくてはなんだ…そこでだね… 今度の新入社員雇用の面接官を お願いしたくて… 君はこの会社で 信頼できる社員だ!ほかの上部達との会議で 君にお願いしよう!となったんだが…」 「そんな!新入社員雇用の面接なんて 私には肩の荷が重過ぎます…会社の将来を担うことですから…」 「だからこそ君のチカラを借りたいんだ。今までも色々と経営が悪化しそうになった際 君の人柄でクライアントの気持ちが変わったことが多々ある。人を動かすチカラが 君にはあると信じているんだ。」 「…ありがとうございます!私…やってみます!ですが 私にチカラがあるのではなく 私を支え続けて下さる上部や先輩 仲間のみんなが居てくれるからです!私だけでは とても乗り越えられないスランプもいっぱいありますので…」 「いつになっても君は謙虚だね!素晴らしい!」 「いえ…お話を戻しますが 面接とはいつでしょうか?」 「ああそうだったね 急で申し訳ない!明日の午後1時からなんだ!」 「明日ですね!わかりました!」 「ありがとう!選考データはコレなんだ…よろしく頼むよ!」 「はい!失礼いたします!」 今日の明日って…急過ぎますよね…まして面接官とは… ダメダメ!受け入れたなら真剣に取り組まないと!
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