いつもの

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そしてさらに。 角地の立地が仇になり、横道から風に煽られ動いた軽トラックが、電柱に接触し、角度を変え、真っ直ぐこっちに動いてきた。 サイドブレーキが甘かったらしい。 そういえばその車もいつもの道沿いに止めてあった。 みんな固まって動けない。 ただただ黙って見ているしかできない。 無人のまま、真っ直ぐこっちに向かってくる。 ホラーかよ。
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