淋しさのセレナーデ──万琴視点

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少し淋しく思ったけど自業自得だと言い聞かせ、近くにあるカフェを目指す。 「え…?」 キュッと手を恋人繋ぎをされて、周りに聞こえるんじゃないかと思うくらい、心臓がドキドキドキドキうるさく鼓動を刻む。 「はぐれたら大変だから…」 そう言って、僕の手を引く透の手は熱くて、今はこの隣の熱を失いたくなかった。
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