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「デ、デート?」
「そ、デート」智也の言葉に胸がきゅんとなった。
嬉しすぎて、興奮し過ぎて唇が震えた。
「紹介したい奴がいるんだ。ほら、うち男子校だろ? 彼女欲しいって奴がいてさ」
智也の言葉に私の心は、どんどんしぼんでいった。
思い込んでた。デート相手は、智也だって。
でも、全然違った。
「玲子も彼氏いないんだろ?」
「……うん」
「なら、決まりな!」
嬉しそうな智也の声。
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