第1話 うさぎのぬいぐるみがっ!?

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髪は柔らかいのにサラサラで、肩までのストレートで、色は白くて光の加減でキラキラと光る部分がある。 ぬいぐるみのマリーはその倍くらいの大きさはあるし、この子はマリーの原型をとどめていない。 人間みたいな容姿で可愛らしい赤いワンピースを着て、その上に白いフリルの沢山ついたエプロンをかけていて、可愛らしいリボンのついた白い靴も履いている。 「ええっと……、あのね、私、状況がよく解らないんだけど……?」 「…………えっとね、とけちゃっても、なまえよんでくれたら、もどれるんだよっ!」 キラキラした綺麗な朱色の瞳でそう説明してくるマリーだったが、私が知りたいのはそこではなくて……。 いや、それも凄い話ではあるのだけれど……。 「そうじゃなくてね……、あなたは、マリーでいいのよね? ぬいぐるみが、どうしてそんな姿になって動いて喋ってるの?」 「ぬい……?? なにいってるの? まりはまりだよ。さき、なまえつけてくれたでしょ? しゃべるのもうごくのもあたりまえだよ? さきだっておんなじでしょ?」 いや……、おんなじだと言われても……、どう見ても同じじゃないよね? そう思ったが、それに関しては本人がよく解っていなさそうだったから、もうそれ以上聞くのをやめた。 「……じゃあ、あなたは何処から来たの?」 「さきがつれてきてくれた」     
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