第1章~はじまり~

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おしとやかな性格の橘柚木(たちばな ゆずき) 茜「ずるいですわね」 ツンデレお嬢様の御堂茜(みどう あかね) 琴音「図書館では、静かに!」 美人で優秀な生徒会長の篠崎琴音(しのざき ことね) (何だかんだ言って仲良いんだけど) 3人も本の中身を見て「本当だ」と口を揃える。 茜「馬鹿馬鹿しい、只の印刷漏れですわ」 紅蓮「でも、何で白紙なんだろう?」 芽依「日記とか?」 紅蓮「図書館なのに?」 柚木「魔法がかけられているとか」 紅蓮「まさかー……」 琴音「図書館では静かに!それに誰かの私物かもしれません」 5人で暫く無言になる。 その時、「勇者達よ!本を開けよ!」 どこからか男の人の声が聞こえる。 周りを見渡しても、分からない。 謎の声「勇者達よ!今こそ立ち上がる時!」 紅蓮「ねぇ、今何か言った?」 芽依「いや、むしろ私も聞こうと思ってた」 茜「嘘ついてもダメですわ」 紅蓮「いやいや本当だって!」 柚木「私も聞こえました」 琴音「だから!静かに!って言いたい所だけど……同じくです」 紅蓮「じゃあ誰が?……私達意外聞こえてないみたいだし」 その瞬間、本が白い光を放っていた。 紅蓮「何!?眩しい!!」 眩しさに目を細目ながらも 本を開くと「いざ!」と言う声と共に、本の中に吸い込まれる5人。     
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