第4章~名もなきサーカス団~

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芽依「面白そうな匂いが!行ってみよ!」 輝かんばかりの瞳で、荷台から身を乗り出す芽依。 (いやいや、どんな匂いだよ!) 紅蓮「分かったから!ほら危ないよ?」 おじいちゃん「ほっほっほ、お嬢ちゃん達着いたよ」 おじいちゃんは、馬車を止めた。 目の前には、楽しそうに盛り上がる観客の声と大きなテント。 芽依「うわぁー!面白そう!早く行こうよ!」 紅蓮「ちょっと!落ち着きなよ!芽依ったら…」 茜「全くですわ!あなたは、いつになっても子供ね」 芽依「まだ、中学生だもん」 琴音「大人になるには20歳を越えてからだから、茜も一緒よね?」 茜「なっ!」 琴音の言葉に驚き、恥ずかしさのあまり顔を赤らめる茜。 おじいちゃん「ほっほっほ、若い事は、良いことだ」 紅蓮「おじいちゃん、ここまで乗せてくれてありがとう!」 おじいちゃん「孫みたいなものだからのぉ、ではまたのぉ」 私達は、笑顔で去って行く、おじいちゃんに手を振り見送った。 紅蓮「さっ!行ってみよう!」 私達は、テント内へと入っていった。
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