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芽依「面白そうな匂いが!行ってみよ!」
輝かんばかりの瞳で、荷台から身を乗り出す芽依。
(いやいや、どんな匂いだよ!)
紅蓮「分かったから!ほら危ないよ?」
おじいちゃん「ほっほっほ、お嬢ちゃん達着いたよ」
おじいちゃんは、馬車を止めた。
目の前には、楽しそうに盛り上がる観客の声と大きなテント。
芽依「うわぁー!面白そう!早く行こうよ!」
紅蓮「ちょっと!落ち着きなよ!芽依ったら…」
茜「全くですわ!あなたは、いつになっても子供ね」
芽依「まだ、中学生だもん」
琴音「大人になるには20歳を越えてからだから、茜も一緒よね?」
茜「なっ!」
琴音の言葉に驚き、恥ずかしさのあまり顔を赤らめる茜。
おじいちゃん「ほっほっほ、若い事は、良いことだ」
紅蓮「おじいちゃん、ここまで乗せてくれてありがとう!」
おじいちゃん「孫みたいなものだからのぉ、ではまたのぉ」
私達は、笑顔で去って行く、おじいちゃんに手を振り見送った。
紅蓮「さっ!行ってみよう!」
私達は、テント内へと入っていった。
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