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第2章~いざ旅へ~
翌日、前日に借りた本について語り合うべく御堂家に集合した。
紅蓮「さすが、茜ん家は広いね」
芽依「おまけに執事とメイドさんまで居る」
物珍しい物を見るように辺りを見回す。
御堂家は、3階建てになっていて洋風の作りに鹿の剥製など珍しい物ばかり飾ってあり、まるでお城みたいな造りだった。
おまけに、2階と3階に上がる階段にはレッドカーペットが敷いてある。
茜「まっ!普通ですわ」
得意気に胸に手を当てる。
(いやいや普通じゃないから……)
2階へと進み、数多くの部屋が有る中1番右奥が茜の部屋みたいだ。
茜の部屋も、広くお嬢様といったキングサイズくらいのベッド置いてあった。
メイドさんが淹れてくれた紅茶とクッキーを舌鼓を打ち本題に入る。
紅蓮「さて、どうする?」
柚木「え?どうするって何を?」
琴音「はぁ~……大方、あなたの事だから何も考えてないんでしょうけど」
本心を見透かされギクッとなる。
紅茶を啜る琴音。
芽依「まぁ!とりあえず」
紅蓮「おっ!何か提案が?」
紅茶の入ったカップを持つ芽依
芽依「ティータイムって事で!」
(ないんかい!)
肩の力が抜けたように、カクンとなる。
カップを置き溜め息をつくと、神妙な面持ちの様子の琴音。
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