D.C.

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口から零れていく 言葉があなたには凶器で 癒しも安らぎさえ奪うなら 思考はいらない 心が溢れだした 想いがあなたには狂気で 笑顔も幸せさえ壊すなら 私はいらない 鮮やかな色に感じる世界も あなたがいるから成り立つんだって わかっている わかっていた 遅すぎでも 黒と赤と白色の 世界が私を包み込む 鈍い音と逆さまの あなたの顔が瞳に焼き付く 花束抱いた あなたの言葉 私の耳じゃ拾えないままで 花束抱いた あなたの涙 私の腕じゃ拭えないままで 花束抱いた 知らない誰か 年を重ねた逆さまのあなた 繰り返していく 落ち続けてく 何度落ちても終わらないままで 使用タグ #星橙の詩
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