希う生命

芽吹く生命を希い罅割れた大地に種を撒き水を注ぐ枯れた泉　熱を抱く天空　繁栄しすぎた罪を裁く雷鎚万の諍い　生命の争奪戦は命を枯らし眩い朝の訪れなど有りはしないと希望を忘れた心に灯す導を求めて枯れた大樹を母体とし静かに広がる若き葉もたらす実りが灯す光が新たな火を産まぬよう希う健やかなる育みを星の再生を緩やかなる生命の輪が途切れぬよう昨夜より僅かに伸びた芽に生命を託し水を注ぐ

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