半端な道化

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半端な道化

へらりと笑って紡ぐのは 優等生の上っ面 嘘ばかり吐くこの口を 信じて話す愚者を見て 嘲笑う目を隠すため 細めて作った柔和な面は 分厚さを増し酸素を奪う 自分が作った虚像の自分に 溺れ死ぬ時来るまで やめることなどできはしない 臆病者の半端な道化
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