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「、、、、、。」
柊斗は相変わらず怒った顔のままだった
しかしズカズカと俺の方へ歩いてきた
そして俺を抱きしめた
「そんなの!"はい"に決まってんだろ!!!!」
その瞬間俺は救われた
「なんだよ!そんなことで悩んでたのかよ!
俺がそんな自分のことしか考えてない薄情なやつにみえたのかよ!
俺言ったよな?
お前のいない人生なんかいらないって。
それに子どもができて嬉しくない親なんかいないだろ!」
柊斗はいつの間にか笑顔になってた
「あー、俺が親かー。なんか実感わかないな笑
でも大輔とお腹の子守っていくって決めたから!
だから俺に守らせてくれ!!」
「っ!!」
俺はこんなにもいい男を捕まえてたのか
世界一かっこいい夫で父親になるよ
「、、うぅ、、しゅう、、とぉ、ヒック、、うぅあ、、りが、、、と、、、、しゅ、、うと」
「もー、泣くな泣くな、俺まで涙が出てきたじゃん」
そう言って俺をギュッと抱きしめてくれた
「幸せになろうな」
耳元で聞こえた声に俺もそっと微笑んだ
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