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遊園地に着いてから俺たちはひたすら遊びまくった
コーヒーカップやメリーゴーランド、そして最後に観覧車に乗ることになった
「なあ、今日はわがままに付き合ってくれてありがとな」
「え、なに急に!」
柊斗は心底驚いた顔をしていた
たぶんいつも素直じゃない俺があまりにも素直すぎるから
「いや本当は久しぶりだったしヤりたかったんだろうなっておもって」
「いいよ。俺はこうやって大輔と一緒にいられるだけで充分幸せだからさ。
どんだけ欲望を満たせても大輔がいない人生なんか考えられないし、そんな人生いらない。
俺は大輔と幸せになりたいんだ」
「、、、。」
「おいおい!どうして泣くんだよ、そこは喜んで抱きつくところだろ。まあそんなところもひっくるめて可愛いし大好きなんだけどな」
そういって柊斗は俺を優しく抱きしめてくれた。
そんなの泣くに決まってるじゃんか
もちろん嬉しすぎて涙が出た、でもその反面この言葉に応えられない自分に泣いた
ずっと柊斗と一緒にいたい
側にいて柊斗が活躍していく姿を見守りたい
試合から疲れて帰ってきた柊斗におかえりっていいたい
俺も柊斗のいない人生なんかいらないんだよ
「もうすぐ頂上だよ」
柊斗が抱きしめたまま言った
俺たちはどちらからともなくキスをした
一緒忘れられない熱く甘いキスをした
もうこの景色も二度と見られないんだろうな
愛してるよ柊斗
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