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七瀬が茹でたパスタとホワイトソースを絡めながら、チーズや塩、生クリームで味を整えていく………焼けるチーズの良い香りがしてきた。
『お待たせ……』
丸皿に盛り付けたカルボナーラとオニオンスープを……ダイニングテーブルに運んでいく
『あ……そうそう今日、職員からお土産を頂いたんだ』
そう言って鞄から小さなボトルワインを取り出した。ミニグラスを用意して……注いでくれた
『少し辛めだけど大丈夫?』
『うん、大丈夫だよ』
……本当はカルボナーラやオニオンスープも食べたいけど……目の前の半裸の七瀬が一番……
どうしても今すぐめちゃくちゃに抱きたくなってしまう
ダメだ……せっかく七瀬が夕飯を作ってくれたんだし……俺は頭を振り払った
多分………いろいろバタバタして軽く1週間は七瀬に触れてないから……
ワインをグッと飲み干して
パスタにフォークを入れた
『うま………』
『ホント?良かった』
七瀬がふんわりと微笑む
………けど手元が揺らつき
『熱……っ』
フォークからカルボナーラのソースが
七瀬の胸元にポタッと落ちた……
………フォークが床にカチャンッ………と落ちる
『………大丈夫か?』
俺は七瀬のフォークを拾い……
………手渡そうとして
赤くなった胸元に気がついた
『ごめん……ありがと、だいじょ…ッ…わ』
………もう我慢できなかった
七瀬をグイッと抱き寄せながら
赤くなった胸元に口付ける……
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