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柳はとゆうと……
学園に戻ってきて……まさかの…俺と兄弟だって……職員のみんなが知って驚いていたけど頑張って仕事をしてくれている。
俺と仕事をするのは気まずそうだったけど……いろいろと俺と似てることを発見して……距離はどんどん縮まっていった。
好きな食べ物
好きなブランド……
靴のサイズとか
そして
…………好きになった人
まさか七瀬を兄弟で取り合っていたなんて
今考えたら笑えてくる……
……でも昔
柳を大人狩りしたのは悪かったかもしれない
『柳……その……昔さ酷いことして…………悪かったな』
…………柳はふんわりと微笑み
『俺も……七瀬先生と引き離したり……手を貸してしまったから……お相子でもよろしいですか?』
俺も……微笑み返して
小さく頷いた…………。
…………腹違いで
育った環境も違うけど
家族っていいもの……だな
七瀬が親父と話を付けてくれて
本当に良かった…………。
……仕事中でも七瀬の事を考えると
会いたくて……胸が熱くなる
父が残した" 催城会 "を
……守っていく事を心に誓い
学園の生徒が充実した学園生活を
送れるように頑張らなければ……
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