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ようやく……仕事が一段落して
……時計を見ると18時を過ぎていた
コンコンッ……
と会長室のドアを叩く音がする
『……お疲れ様』
優しく微笑みながら七瀬が入ってきた
俺も……デスクから立ち上がり
『なな……お疲れ』
そっと七瀬の柔らかい身体を抱き寄せた
髪の毛に顔を埋めると
………どうしてこんなに甘い気持ちになるのかわからない………
『ぁ……圭…あの』
七瀬が戸惑いの声を出す
俺は……後ろから抱きしめながら
『……夕飯……食べに行く?』
『そう思って……買い物してきたよ。今日は俺が作るから』
ふんわりと微笑む七瀬
そうゆうの……溜まらなくなるんだけど
七瀬は俺のスイッチを
いつもONにしてしまう……
……もう……夕飯よりも先に
『やっぱり……先にこっちを頂くよ』
俺は……七瀬を抱き上げて
奥の部屋に歩いていく
『え…ッ…ちょ、圭…夕飯は…ッ…』
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