11 催城会 (圭)

3/10
491人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
ようやく……仕事が一段落して ……時計を見ると18時を過ぎていた コンコンッ…… と会長室のドアを叩く音がする 『……お疲れ様』 優しく微笑みながら七瀬が入ってきた 俺も……デスクから立ち上がり 『なな……お疲れ』 そっと七瀬の柔らかい身体を抱き寄せた 髪の毛に顔を埋めると ………どうしてこんなに甘い気持ちになるのかわからない……… 『ぁ……圭…あの』 七瀬が戸惑いの声を出す 俺は……後ろから抱きしめながら 『……夕飯……食べに行く?』 『そう思って……買い物してきたよ。今日は俺が作るから』 ふんわりと微笑む七瀬 そうゆうの……溜まらなくなるんだけど 七瀬は俺のスイッチを いつもONにしてしまう…… ……もう……夕飯よりも先に 『やっぱり……先にこっちを頂くよ』 俺は……七瀬を抱き上げて 奥の部屋に歩いていく 『え…ッ…ちょ、圭…夕飯は…ッ…』
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!