第2ノ章【社員旅行当日】

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【数時間後】 すー…すー… 「ふふん…寝てる、可愛いな…」 耳元で囁く低い声… 額になんか柔らかくて 暖かいものがチュッとしてきて 髪を撫でられる… わたしはゆっくり目を開いた ヒララギミコト 平良木 尊 「あら!起きた?もうすぐつくわよ。」 わたし、平良木課長の 肩に頭をもたれて寝てたみたい! も、もしかして…さっきの囁き声って… わたし 「ご、ごめんなさい!」 わたしはその肩から 弾かれるように離れたっ ヒララギミコト 平良木 尊 「うふふのふ…別に気にしないで♪ 寝顔はとっても、可愛かったけど…」 妖しく笑う課長が目を細めたっ バスガイド 「皆様!目前に広がる桜の木をごらんください! この、桜の木々にかこまれた建物が 本日の宿泊先、夜桜邸でございます!」 わあ!和風な綺麗な建物ね…! ヒララギミコト 平良木 尊 「んまあ!素敵!弥生ちゃん あの建物、なんか良いわね!」 わたしは大きくうなずいた! そして、みんなでバスから順番におりる… ムチリモチコ 笞梨 餅子 「はあ~空気が美味しい! いいアイディアが浮かびそう!」 バスからおりた社員達は 次々、旅館に入っていく。
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