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【数時間後】
すー…すー…
「ふふん…寝てる、可愛いな…」
耳元で囁く低い声…
額になんか柔らかくて
暖かいものがチュッとしてきて
髪を撫でられる…
わたしはゆっくり目を開いた
ヒララギミコト
平良木 尊
「あら!起きた?もうすぐつくわよ。」
わたし、平良木課長の
肩に頭をもたれて寝てたみたい!
も、もしかして…さっきの囁き声って…
わたし
「ご、ごめんなさい!」
わたしはその肩から
弾かれるように離れたっ
ヒララギミコト
平良木 尊
「うふふのふ…別に気にしないで♪
寝顔はとっても、可愛かったけど…」
妖しく笑う課長が目を細めたっ
バスガイド
「皆様!目前に広がる桜の木をごらんください!
この、桜の木々にかこまれた建物が
本日の宿泊先、夜桜邸でございます!」
わあ!和風な綺麗な建物ね…!
ヒララギミコト
平良木 尊
「んまあ!素敵!弥生ちゃん
あの建物、なんか良いわね!」
わたしは大きくうなずいた!
そして、みんなでバスから順番におりる…
ムチリモチコ
笞梨 餅子
「はあ~空気が美味しい!
いいアイディアが浮かびそう!」
バスからおりた社員達は
次々、旅館に入っていく。
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