2.綺麗な○○は好きですか?

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   勿論ちゃんと数人に聞き込みして、嘘やでまかせじゃないのも確かめ済みだ。  彼らの中には娼姫としてお相手して貰った奴もいたらしく、そりゃもうご満悦だったよ。本当羨ましい限りだ……俺は女性も好きだが、獣人も好きだからな!  えっちとかそう言うのは諸事情により遠慮するが、胸に突っ込んでいいなら遠慮なく突っ込みたい! もふもふおっぱいに包まれる、それが男の夢!!  変態と言うなかれ、可愛い女の子は全て可愛い。これは世界の真理なのだ。  例え角が付いてようが毛むくじゃらだろうがゴリラだろうが、可愛ければ全てがオッケーだ。俺としては可愛いは作って貰って大いに構わない。  勿論ナチュラルも美味しく頂く。様々な所から萌えが生まれるのだ。  だから俺は天然養殖どっちも大歓迎って何を言ってんだ俺は。  ともかく、獣人や魔族にお相手して貰える所があるんだから焦る事は無い。  睡眠薬でブラックを眠らせて、絶対にその場所に行ってやるんだ。  ブラックに気付かれないようにニヤリと笑いつつ、俺は徐々に見えて来た首都・ラッタディアの中心部を見上げた。  俺達が向かっている【世界協定】の支部がある建物は、首都の真ん中にある。  何故かと言うと、そこがこの国の政治の中心だからだ。  この国は王政とかじゃなくて、それぞれの地域の長だとか首領が集まって議会を開き、討論によって国の方針を決めるという政治の方法を取っている。だから王宮なんかはないんだけど、その代わり、中心部にはその議会が開かれるでっかい白亜の宮殿があるのだ。  タージマハル的なアレ、と言えば解って貰えるだろうか。  だから、政治に関わってくる世界協定の支部も宮殿の中に在るという訳。  ラッタディアの宮殿は、色んな組織のオフィスをまとめた場所でもあるのだ。  ……異世界でオフィスて、とは思うが、事実なんだから仕方がない。  
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