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「はい! 同じじゃ困りますよ、彼氏な顔した高瀬さん、これからたくさん見たいです!」
素直になることの大切さと心地よさを知ってしまったから、そう言って私は笑う。
しかし素直に伝えた言葉を受けて、一瞬だけ目が合った高瀬さんは再びその目をそらしてしまったのだ。
「ちょっとー! 酷くないですか、素直に言ってるのに!」
「極端なんだよ、バーカ」
なんて言って、私を置いてスタスタ早歩きで店内を歩き出す。
でも知っちゃってますからね、それ、照れ隠しで逃げてるんだって!
って、あくまで希望ですけども。
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