社内恋愛はじまりました

2/39

7692人が本棚に入れています
本棚に追加
/337ページ
月曜日の朝です。 また1週間仕事が始まります。 でもそれは、いつものことで。 普段は寝ぼけた頭を起こすために必死になってるはずの私なんだけど。 今日は、違う。 すでに頭はしっかり覚醒してます。 しかし! 騒がしい更衣室での話題に、変な汗をかいてた。 「ねえ、ねえ! 知ってる!? 一課の高瀬さん彼女できたって!!」 えええー!! っと、まわりの数人の女子社員が悲鳴めいた声をあげた。 (いやいやいや早くない? 情報早くない?) 「嘘でしょ!? 高瀬さんモテるけどずっと特定の人いなかったんでしょ??」 「それが、今朝バイトで来てる若い子が高瀬さんが社内の女相手にしないの知らないで告白してたの見た子がいて」 「うんうん」 「彼女いるからって断って! たって!」 ひゃあああーー! と再び、悲鳴。 (いやいやいや、高瀬さん早速告白とかされてんの? 朝から? てかするか普通 、朝から) と、考えて。 同じ課でもなければ朝しか捕まらないのかもと。 ふと考え、顔も知らぬ恋のライバルの努力を讃えそうになる。 てか、知らなかっただけで社内でも意外と迫られたりしてんの? 間宮香織だけじゃなかったの?? え、どうしよう恐ろしい。
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7692人が本棚に入れています
本棚に追加