一緒にその先を描こう①

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『やっぱ結婚考えてるのかなって、友達に聞かれちゃいました』 『2年付き合ったとして31。当然考えんじゃないの?とか。そんなもんですか?』 順子や、なっちゃんとの会話で少しだけ不安に思ってしまった心の中を。 多分、私はこんな風に声にしてしまいたかったんだ。 そして、高瀬さんに何かを答えてほしかったんだ。 ああやっぱ、重いかな。 あんなに真っ直ぐに、好きって言ってくれて。 なのにどうしてお花畑になりきれないんだ。 高瀬さんの唇が、身体中に触れる。 私は恥ずかしくなるような、甘く甲高い声をあげて。 なのに、頭の中はモヤモヤしてるなんて。 高瀬さんの未来の、どの辺りにまで私はいるんだろう。 秋田さんの、あの言葉は。 そんな私の心の中を、まるで見透かしてるみたいだった。 『本音でぶつかるのを躊躇するほど好きな相手って疲れないかなぁ?』
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