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「はい、立ち上げてます。えーと、何か朝イチ聞きました。特殊注文書の件です?」
『んー、そう、まずそれ。メールで詳細送ってるから確認してまた納期連絡ちょうだい。あ、あと悪いけどちょっとメモお願いできる?』
メールを確認しながら「わかりました、少し待ってくださいね」と。
慌てて受話器を耳と肩で挟んでメモとペンを用意する。
「お待たせしました、お願いします」
『うん、今から言う番号メモして』
「はい」
『090、0……』
取引先の誰かの番号だろうか。
復唱し秋田さんに確認を取ると「うん、おっけー」って軽い声。
「これは、どなたの電話番号ですか?高瀬さん連絡つかなかったですか?あとで電話しておきます」
「いや、高瀬くんは知ってるよ」
「はい?」
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