第2章 偽者VS本物

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 だけど、こいつの目的が、こいつがどういうやつなのか、こうして会話することで見えてきた気がする。 「その用心深さ、策。あなたは確かに本物の解放者なのでしょう。ここまで俺を疑ってくる人だからこそ、俺は先輩に全てをあずけることができそうです。信頼にたる人物だと確認しました。  きっと先輩なら成し遂げることができる。あなたは、解放に導くことが出来る力を持った人物。俺は、そんなあなたに、忠誠を誓いましょう」  圭は、コントラクトで契約されないことをいいことに、真っ赤な嘘をペラペラと長井に対して述べたのだった。
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