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ひゅん・・・
ひゅん・・・
どんどん集まる光の粒は、更に2匹を宙に飛ばし、更に飛んできた光をどんどんどんどん吸収して・・・
ぱぁぁぁ・・・ぁ・・・
「がっー」「たいー」
ぱぁぁぁぁぁーーーーー!!きらりーーん!!
2匹の巨大化した身体は、鉛色の空に雷が堕ちるとばかりに光輝き、どんどんどんどんどんどんどんどんどんどん膨脹してれ尻尾が9つに別れて生えてきた。
「けーーーーーん!!」
雪の止んだ北の大空に、金色の九尾狐がひらりと舞い、涎を垂らして腹這いに寝っ転がって眠りこける、キタキツネの前に降り立った。
「どない」「だーーーっ!!」
白銀の北の大地に降り立った金色の九尾狐は、鼻提灯を身体以上に大きく膨らませて寝ているキタキツネにそのドヤ顔を見下ろした。
「愛するツモちゃーん!ほうら捕まえた・・・」
がぶっ!!
「いってぇーーーー!!」
9つの尻尾うち1本を寝惚けたキタキツネにかじられた九尾狐は、その激しい痛みに飛び上がった。
どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!どすん!!
ばぁーーーん!!
大きく膨らんだ鼻提灯がパンクして起きたキタキツネのは、雪原の向から駆けてくる巨体の獣の姿に仰天した。
「がおおおおおおおお!!!!」
「!!!!!ヒグマだーーー!!!!穴持たずだぁーーー!!」
「?!」
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