うらめし太郎

1/9
前へ
/9ページ
次へ

うらめし太郎

むかしむかし浦島太郎という青年がいた。太郎の家系は先祖代々漁師であった。太郎も小さなころから父親に釣りの仕方を教わってきた。今では、釣りの腕前も上達し、一人前の漁師として認められるほどの実力となっていた。父親を数年前に失くし、太郎は母親と3人の弟たちを養うため必死に働いた。毎日、沖に船を出しては、自慢の釣竿を海に垂らし、魚を釣っていた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加