第2章)こうして僕たちは出会った

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第2章)こうして僕たちは出会った

4月某日(入学式) PM.12:30 入学式を無事に終え、クラスの顔合わせも終えたみっつーは今、大きな問題に直面していた。 そう、「お昼ご飯を、どこで、誰と食べるか」である。 入学式の日、当日。周りに知っている人が誰もいない中で、どのようにしてお昼の時間を過ごすかは、重要である。 なぜなら、大抵の場合、この時一緒に食べた相手と、その後の学園生活を送ることになるからである。 できることなら、全員で食べたい。けれど、それは不可能だ。声をかけやすいのは誰だろう…しれっとした顔をしながら、皆があたりを伺っている。 キーンコーンカーンコーン… 四時間目、終了のチャイムが鳴った。 お昼の時間の、スタートである。
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