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みんな、鼻血を垂らしながら凛と立っている彼に見とれていた。
その静寂を破ったのは、他でもない、彼自身だ。
「三鶴様!!!!僕と!一緒に!ごはん食べてください!!!!!」
そう言って、彼は深々と礼をした。
…え?あ、え、何のために来たのかと思ったら…俺に用事があったの?!
こんな美男子にごはんに誘われるとは!!!!やばい、照れちゃうわ。
今度はクラスメイトの視線がじっとこちらを見つめている。
答えは分かりきったことだ。
「うん、いいよ。」
こんな美男子にランチに誘われて断るなんて、百万%あり得ないじゃないか。
パチパチパチパチ…
何処からか拍手が起こり、それが1Aの教室内を包み込んだ。
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